GTASA 合作 まとめWiki

オーストラリア唯一の自国独自のブランド。J・C・シュヴァルが1856年に馬具製造会社として設立したのが期限である。

1908年から自動車内装修理業に参入し、1913年からはサイドカーのボディ製造を開始。第一次世界大戦を経て、輸入制限に伴って自動車ボディの製造へ参入。1919年にシュヴァル・ボディ・ビルダー・カンパニー（CBBC）を設立。1923年には年間12000ユニットを製造する規模へと拡大し、ヴァピッド・オーストラリアが工場を完成させるまでの間、同社向けにボディの組み立てを行った。
そして1924年にブルート・オーストラリアの専属ボディサプライヤーとなる。

1931年にブルートがCBBCを買収し、ブルート・オーストラリアと合併した。
ブルートの買収後はグループの一つとして、デクラスやウィラードのノックダウン生産を開始し、それらアメリカ設計車の影響を受けつつも、オーストラリアの国内事情に合致した独自の中型車を開発。1948年に初めて「シュヴァル」の名を冠した自動車の生産を開始した。
当時のアメリカ車程大きくはなく、コンパクトなヨーロッパ車よりも大きい独特のボディサイズはアメリカ同様に広大な未開地を抱えるオーストラリアならではの設定である。

1970年代以降は、自社開発の大型セダンとその派生車種に加えて、ブルートと関わりの合ったメーカーの一部車種をライセンス生産もしくは輸入していた。

2000年代に入ると自社開発車種のオーストラリア国外への展開にも積極的になり、2000年代半ばにはブラビュラをアメリカではインポンテブランドで、イギリスではマクスウェルブランドでそれぞれOEM供給していた。
2005年からは中国および韓国への輸出を開始。そこから更にウィラードにもOEM供給がされた。

2008年にはフュージティヴがインポンテブランドで販売されたが、インポンテブランド廃止に伴い、僅か1年で打ち切られた。
2010年、デクラスのディーラーでシュヴァルを取り扱うようになり、デクラス・サージコンセプトとして発表されていたサージがシュヴァルブランドから販売開始され、2013年にはフュージティブが販売開始された。

2013年、年末にブルートはシュヴァルの現地生産を2017年末までに終了すると公表。2017年秋に工場閉鎖に伴い、操業終了。以降、全ての車種を輸入に切り替えた。
なお、オーストラリア国内にある約200箇所あるディーラーと人員は維持された。

2020年2月ブルートは2021年をもってオーストラリアでのシュヴァルブランド車の販売を終了することを発表。
2019年にはアメリカ本国でのサージの生産も終了し、フュージティブも2022年モデルを最後に生産終了。

今後は部品供給などのアフターサービスは継続される他、今後豪州市場には特定車種をデクラスもしくはアルバニーブランドで販売する方針を伝えている。