この車を知らない人から見ればこの英国製スーパーカーは「現代のスーパーカー」ではなく、「ネオクラシックカー」かもしれません。
確かに、最後のマシンが製造されてから四半世紀が経過した事実を考えればこのマシンは紛れもなく、ネオクラシックカーです。
ですが、クローゼットの扉の裏に貼られたピンナップでズボンにテントを張っていた若かりし頃の、豊満なボディラインを描いたこの車に憧れていたあなたならこのマシンがそれだけではない事実をわかっているはずです。
さあ、目を開けましょう。目に広がるのはあのころの面影は残しつつも、年老いて白髪や頭皮の後退が目立ち始めた年老いた姿ですが、このマシンだけはあの頃から色あせることなく、新車の輝きでそこに存在しています。
（Foreign Power解説文より）