プレミア価格が付くようになったヴァピッドが在りし日の姿をしていた頃のスペシャリティカーです。これなら現代においても彼女にドン引きされることの決してない、優雅なスタイルを持った1950年代不朽のアメリカが誇る名車の1つで、当時のアメリカ人がこの車を買うために汗水流したことがつい先日の事のように思えます。シートにたっぷりと染み込んだ汗と涙と体液とダッシュボードに転がる毛、トランクから漂う鉄の匂い……そのすべてがこの車を象徴しています。(Foreign Power解説文より)