「カニス」はUMCが保有するブランドの一部で流れ自体はカニス=マンモス社にあった。
第二次世界大戦中のアメリカ陸軍の要請で開発された軍用車両、後の「クルセイダー」がその元祖である。
その高い機動性、耐久性と悪路における優れた走行性能で多大な軍事的成果を上げたことでも知られる。
その存在は世界に広く知らしめて大戦後に民生用・軍事用問わず、同系統の四輪駆動車が広く世界的に普及することとなった。
特に「クルセイダー」を基に民生用として販売された「メサ」は実に人気が高い車両の1つで、その優れた設計と名声から民生のクロスカントリーカーや小型軍用車両の代名詞となった。
カニスは1970年にUMCに買収され、ブランドとして組み込まれる。その後、1980年にはUMCがフランス・フレール傘下に。
1987年にはフレールからシャイスター社に買収され、そのシャイスターもべネファクターに買収される端末を辿っている。
現在、シャイスターはスカーレットの実質的な子会社となっている。また、カニスはシャイスターのブランドの1つとなっている。
1980年代に生まれた「セミノール」、後のカニスのフラグシップとなったSUVは爆発的な普及をし、既にカニスの代名詞でもあり、クロスカントリーカーの代名詞でもあった「メサ」と共に広く人気を博した。
今日ではカニスの愛好家が世界中におり、加えてメサ、セミノール共々一部警察機関で採用されている他、セミノールはタクシーとしての採用実績もある。
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