1991年、全米で有名なチューナーの一人であるジョン・マーテルによって、「信頼性の高い最もパワフルなクルマを造る」ことを理念として設立されたチューニングメーカー。
かつてはデクラス・ヴィゲーロやブラヴァド・ガントレット、ヴァピッド・ブレットなどと言ったアメリカ車の他、プロジェン・ガロッビノやべネファクター・シュワルツァー、アニス・エレジーなど、欧州車、日本車などのチューニングを幅広く手掛けてきた。
現在では広大な敷地内に自社サーキットと直線の短距離コース、20基のサービス施設と16基のリフトを所有。
さらに溶接工場にシャーシダイナモ2基(2WDの1800馬力とAWDの2000馬力に対応)、アライメント調性機、広大なショールームとさながら自動車メーカーのような大規模な施設を保有する。
2011年に登場したコンプリートカーの最上級モデル、
マーテル・ノクシャスの静止状態から300km/hまでの加速時間は追い風参考13.18秒、向かい風参考14.18秒を記録し、その平均値である13.68秒が2シーター量産車の世界最速として
スカーレット・レヴァリエの記録が出るまではギネス世界記録に認定されていた。
また、4月には最高速度計測が行われ、最高速度435.31km/hを記録。諸事情により世界記録には認定されなかったが、
トリュファード・
アダー スーパースポーツの持つ2シーター量産車最高速度記録を事実上破っている。しかし、この記録はスカーレット・レヴァリエが2022年6月に最高速度456.72km/hを記録したことで塗り替えられた。なお、レヴァリエの記録は世界記録として認定されている。