アルゼンチン出身の
ペガッシに在籍していたデザイナー、オラチオ・パトレーゼによって1992年に設立された。
1999年に、ジュネーブ・モーターショーにて「セクメトP12」を発表。卓越したカーボン成型技術、属徳の車体と圧倒的な性能、高価な価格とイタリアらしい優雅なデザインで発売と同時にその名が知られるようになった。
セクメトは1999年から2010年にかけて製造され、2012年に後継車である「オシリス」にバトンを引き継ぎ、生産を終えた。
エンジンは自社開発の物では無く、べネファクター製の物を流用している。
イタリアのスーパーカーがドイツのエンジンを使うのは珍しいが、これは開発者のアイデアによるものである。
なお、非常に高価な少量生産のスーパーカーを小規模な企業が手掛ける場合、エンジンが自社開発ではなく、他社流用されるのは珍しい事ではない。
パトレーゼは少量生産メーカーであることを活かして、記念モデル・特別モデルや顧客の細かな注文に応じたワンオフモデルを多数制作している。
モータースポーツ活動としては、サーキット専用モデルやプライベーターへの車両提供を行っているが、メーカーとしてのワークス参戦は行っていない。
同じ少量生産のスーパーカーメーカーである、スウェーデンの
オーバーフロッドやイギリスの
ルナ?とはライバル関係にある。